ガロ
【電話番号】0265-81-5515
【営業時間】1130-1400, 1730-2100
【定休日】火曜日+第1, 3水曜日
【住所】長野県駒ヶ根市赤穂北割一区759-336
2012/12/07 ヒレカツはカツにあらず
嫁の誕生月。
普段、お肉も食べさせてやれないびんぼでかいしょーなしだが、
この日くらいはと肉を喰いにお隣駒ヶ根市は『ガロ』へ (~・∀(~・∀・)~
そんな事情に加えて、
年々目に見えて劣化する我が消化器官を考えると、
今挑戦しなければその機会すら失ってしまうと(云い続けて十年くらい経過したが)、
駒ヶ根の名店『ガロ』を目指した次第。
『ガロ』に到着したのは、
開店の 11時半より十分くらい前。
さすがに平日の昼間らしく、
開店と同時に入店したのはうちともう一組のみで、
店を出るころだって店の半分以上は席が空いていた。
それにしても『ガロ』の看板の "G" は、
ザクの横顔にしか見えないね (^▽^G)
「ソースカツ丼」(ヒレ肉 280g)(1260円)
\どん!/
そして、この丼が運ばれてくるや否や伝票が置かれ、
それと共に「会計は一緒でお願いします」とにっこりされる。
別に構わないし、云われなくてもそうするけど、
会計別にされて困る程、客おらんだろーが。
単なる店の横着をマニュアル的に押しつけんなや。はげ。
さて、ソースカツ丼さん!
十年間、すっごく期待に胸を膨らませていたけれど、
実物は子どもの草履を立てたような貧相なビジュアル。
ネットでわーきゃーわめかれている割りに量も大してないし、
衣のせいか、ソースのせいか、色合いもじじくさい。
もっと感動のビッグウェーブに弄ばれるのを期待していたのに。
或いは、ここに辿り着くまでにこのソースカツ丼の谷でもみもみと揉まれ、
俺の審美眼が高くなりすぎているのか?
ともあれ実食 \(・∀・)/
碌にソースも掛かっていないしゃきしゃきのキャベツが
これまた碌にソースが掛かっていないごはんの上にしこたま載っているのは
畏れ戦きどん引きしたが、
テーブルに置いてあるソースが美味しかったので、
それをぶっかけて自己解決した。
なにが哀しゅーてテーブルクッキング(ローメン用語)せないかんのじゃ。
こんな作り方すんなら、
端から味付けカツの定食とでもすればぐっと食べやすくてよいだろう。
そうすれば客が蓋を皿にしてカツを待避させる必要もなくなって、
すべての人が仕合わせになれる (・∀・)人(・∀・)ィェィ
現状じゃソースカツ丼とする意図が不明。
さて、
『ガロ』のソースカツ丼、全体的にあっさり。
ソースの味はあっさりとした甘味に軽く酸味が効いており、
ヒレカツはその肉も衣も脂気なくこれまたあっさりとしていて食べやすいが、
ヒレは所詮ヒレで、柔らかくとも時折ぼさつき、もさもさし、
結局、ヒレカツはカツにあらずという古人の言葉どおり、
こんなんカツじゃねーよ ヽ(゚ロ゚)ノ
ロートル向けの揚げもん出しやがって!
という気分にならざるを得ない。
ここのカツが柔らかい柔らかいって仏さまのように崇める衆って、
他所のソースカツ丼食べたことないの?
だいたい殆どの店のカツが『ガロ』のより厚いじゃん。
このカツの薄さも『ガロ』の柔らかさの一要因なんだぜ。
年寄りめいたもん出しやがって。
ソースカツ丼ってのは、もっとプリミティブでエネルギッシュなもんだろーが。
量だって一般的な想像を超えたものではあるが(同量の店は他にもある)、
後半苦しくなるのはその物的量ではなく、
ぼさぼさの肉質と、ヒレのせいかどこまで喰っても変化に乏しい味が、
単純に長く喰うことに苦痛を背負わせるから。
ごはんは美味しかったので、
嫁はこの貧弱な年寄りの土産みたいなカツについてはひと言も言及せんかったが、
ごはんについては、
(・∀・) ごはんおいしーよね
と嬉しそうに食べていた。
お前は物事の優れた点しか見ようとしない。
俺と真逆だ ★-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
「ミックス丼」(1390円)
\どん!/
こちらはソースカツ丼以上に
貧相で、出来の悪い蝋細工のディスプレイみたいなビジュアルだけど、
味は同店のソースカツ丼並に美味しい。
つまりはぼちぼちというこった。
海老の衣はソースカツ丼と同じで
薄く具にひっついていて
だのに、かりこりとクリスピーな食感をほんの少しくれる。
不思議衣。
『さわ屋(駒ヶ根市)』さんを思い出す。
ずっと行きたかったお店にやっと行けて、
そして、もう行かないだろうから長々と書いたけど、
端的にまとめると、
『ガロ』のソースカツ丼は美味しいソースカツ丼ではある。
でも、ここより 美味しい 我が家の好みのソースカツ丼はたくさんあるし、
ここより 美味しくて 量の多いところもこの谷にはたんとある。
どうにも『ガロ』は前評判が高過ぎだ。
関連リンク:
伊那谷名物 ソースカツ丼コレクション
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ
2008/10/19 餓狼伝説編
『ガロ』、嫁が訪問済みで俺未訪問という極めてレアな店。伊那にん~十年も住んでりゃソースカツ丼談義のたびにガロガロガロガロしこたま耳にするが、いつしかそれは俺の耳をつんざいて興味は失せていた。ところが最近、駒ケ岳ロープウェイを利用することがあり(※)、開店前から列をなしている客の様子を見てふと好奇が俺の中で沸き出した (・∀・)フツフツ
※ 桜ん坊ブログ:千畳敷カールの紅葉(駒ヶ根市)
この日はお目当てにしていた他所の店が臨時休業で、そちらに立ち寄ってきたため開店時刻狙いはできなかったが時計はまだ 17時半。『ガロ』が幾ら行列必至とはいえ、日曜の夜に山の上で並ぶ馬鹿猿はおるまいと、無理矢理自分に希望を押し付けて行ってみた。
馬鹿はおらなんだが、バイカーはわらわらおっただよ。よくぞきれいに整列したねってくらいきれい。逆光で眺めた黒光り感がワルっぽくてよろし。でも内実、孤りで転がすのが単車の醍醐味なのに、皆で群れて和気藹々。すばらしいだにね。いつまでも排ガスぶちまけながら騒音と渋滞を育んでください (:D)┓ペコリ
この時点で引き返してもよかったのだが、折角なんで店内へ。少しばかりなら待っても好いぜよと扉を開ければ、店内むっさ殺気立ってやんの。もう目が合ったら殺るか犯られるかってムード。一歩進むたびに好奇の視線がこちらに向けられ、まるで俺は、別のクラスにプリントを届けた中坊のように突き放された孤立感を味わったね。しっかし、なんでこのスペースにこれほどの人数が収容できるのだろう。どんなマジック使ってんだ?通路が狭いのか、客同士肩寄せ合っているのか、殺気で視界が狭められてそれを見切れなかった。俺も一端の将軍なのでレイリーばりの覇気で乗り切ったが。(今、思えば皆お腹が空いていらいらしていたのかも知れない。うん。)
店内の誰も食べている様子がないので、相当に時間が掛かるのは容易に伺えるが、これだけの期待視線を一身に浴びてなにもしないで引き返すっちゃ男の股間に関わるもっこりと、ときポーズだけ取ることにして、店の女の子にどれくら掛かるか訊ねてみた → わかりませんw → ありがとう (:D)┓ペコリ
店を出た。
嫁と手を繋いで駐車場を歩いていると、嫁、
(・∀・) これでこまがねのソースカツ丼かいたくおしまいだね!
嫁はこれで『ガロ』を締めくくる気でいるらしいガロ。さよか。それでもいいガロね。しっかし、伊那も駒ヶ根も無数に店があるというのになんでこうも一店集中しがちなんガロうね。困ったもんガロ (´・ェ・`)
関連リンク:
伊那谷名物 ソースカツ丼コレクション
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ
メニュー抜粋(2012/12/07)
ソースカツ丼 | 1260 yen |
ミックス丼 | 1390 yen |
カレーライス | 800 yen |
カツカレー | 1150 yen |
カツ定食 | 1550 yen |
ラーメン | 550 yen |
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ