2024/3/22 ジーマーミ豆腐・ソーキそば・じゅうしい・サーターアンダギー
最近、しきりに耳にする『沖繩茶屋 仲谷(なかや)(中川村)』へ。
ソーキそばと言えば(というか沖縄のそばという括りでよいが)、鰹出汁の豊かな香りと、とろふわのソーキの美味しさと、それらの利点をぜんぶふいにするごわごわでてんで美味しくない麺が特徴。本格派でもそうでもなくても、麺が出来損ないのどん兵衛うどんで、その麺のせいもあってか、ラーメンや蕎麦・うどんと異なり二口三口(ふたくちみくち)で食べ飽きるというおまけ付き。『仲谷』はいかがなものか。
てか、沖縄そばは、麺を素麺なり冷や麦に替えると全国区に大化けすっと思うんだけど。ところで、鹹水使っているせいか、沖縄そばの麺って中華麺扱いなんだな。
近所に住む友人に、週末はえらい混雑と聞いていたが、平日の昼過ぎに訪ねたこの日は、食べ終えた客たちとの入れ違いで客は我が家のみ。
しばらくして注文した料理が届く。
「ジーマーミー豆腐」
弾性たっぷり、風味たっぷりのジーマーミ豆腐(そもそも豆腐とは名ばかりで大豆は使っていない)と、その風味を打ち消す濃厚芳醇な醤油だれのミスマッチ。せめて別々に提供してくれたらよいのに。
「炙り軟骨ソーキそば」
厚みある鰹出汁のスープは DNA に馴染み深く、炙り軟骨はさっぱりとしつつも豊かなコクがあり、しっとりじっとり柔らかい肉に恍惚とする。麺は予想外につるぷるとしているけれど、噛めば結局どん兵衛のあれで、数口食べて、やれこの眼前の大盛りをどうしたものかと悩んでいたら、子が気に入ったようで俺の分も食べてくれた。助かった。
それにしてもこのウェーブの利いたつるつる麺に提供されるのが割り箸ではなく、ツルっとした箸のせいで食べづらいは、裏庭に面したソファ席のため顔から器まで遠いので姿勢よく食事ができず犬食い気味になるわ(器が大きいので持たない)、その分、ロケーションは最高だと言い聞かせていたら、白猫がこっちにケツを向けしきりに尻を振り始めたかと思いきやクソを垂れ始めるは、情緒豊かだぜ。そんな店内にはわりと大きな音量で流れるお洒落目なボサノバ。
「沖縄じゅうしい(沖縄風炊き込みご飯)」
ひじきのよい香りが印象的で、この日一番の料理。
器のきれいな碧。
「サーターアンダギー」
自宅でのおやつに。甘さ控えめで、口当たりもっさり。
メニューの写真: