PRIER CASLERDE(プリエキャスレード)

【閉店】

【電話番号】0265-76-1000
【住所】長野県伊那市西町5599‐1

2005.07 intolerance

『プリエ』で企画している「'05 夏のご宴会プラン」(2005/7/1-8/31)なるものを利用する機会があったのだが、うーん、あったのだが。。場所が場所だけにさらりといなすか。。
※ プランの仕組みは、以下に説明する料理のみならば4000円だが、それに耐えられる筈がないので+1000円のフリードリンク(生ビール、焼酎、ジュース、ウーロン茶)が用意されている。

「おくらとトロロと烏賊ソーメン」
小鉢(お通し)でやってきた。この時点でここの料理ダメだなと確定。まずいもん。

「いっぱいの夏野菜と蒸した地鶏、涼しげなジュレ」
給食のような盛り付け。ジュレ(ゼリーか)がベチャッと皿の上でたれぱんだ。喰ったら喰ったでうまくないし。配膳技術が拙いのならば、ドーム状の丸ごとどんと出して客にセルフでやらせれば良かろう。こんなんで金取んなよ。

「白身魚のコンチェルト、平政と梶木鮪の御造里を夏のあしらいで」
(´・д・) 水っぽい

「彩りのみどりのエビ団子とオリエンタルな辛さの五目春巻」
ひとくち食べて箸を置いた。

「大きめの豚肉と茄子のピリカラ炒め」
ふたくち食べて箸を置いた。ピリカラって「ピリ」じゃないだら。食材がどれもだらしない平坦な味で、辛味もだらだらと舌に残る。安っぽい中華だな。

ぶふぃぃぃぃぃん・・・銀バエ飛来中(目撃者多数)。でもお料理には止まらないね。まずいもんね。

「涼を感じて、夏を感じて、上品な冷の炊き合わせ(冬瓜・蛸の柔らか煮・モロコシ新丈・ごぼう)」
こんなに彩度の低い小鉢ははじめて見た。灰色のフィルターを通したような感覚。

「旨さの定番。カリッと焼いたおにぎりの山葵茶漬けと御漬物」
普通過ぎて印象ない (・-・*) アララ

「凛とした紅茶のゼリー、柔らかなレモンのムース」
果たして薄いコーヒーなのか紅茶なのかと談義に華が咲いた。その点においてのみ評価される。みんな残したけど (´・д・`)

さてと、俺の周りの方は酒好きが多いが、みなビールも焼酎も進まない。アルコールオールOKの俺ですらだ。どうすればこんなにも憐れなアルコールを用意できるのだろうか。ビアジョッキをキンキンに冷やすというタブーを犯している上に、ビールは水っぽく時間が経過したようなすすけた味。ピッチャーの注ぎ口に格子がついているせいで異様に空気が混じり泡が立つ。注意深くそーっと注いでも7割以上が泡となる。クソまずい。きめの粗い泡は酸化の原因になるのだ。アホか?

焼酎もロクデナシだったが、ビールも焼酎も普通にやってりゃ外れるもんじゃないだろう。いったいなにをした?恐ろしくアルコール消費量の少ない宴会だった。このレベルの劣悪さになると、酒に対するこだわりいかんにかかわらず、誰もが無意識に飲むのをやめるのだな。その傾向は俺にもあてはまった。勉強になった。感謝はしないが。

もひとつ言っておくか、こういうコースものじゃ給仕なんてやること決まってるんだからやるべきことをまともにやれよ。後ろから「失礼いたします」もなしに給仕すんなや。不快だ。大抵の奴は出来てたけどな、出来て当然のこと。だから1回気抜いたらおしまい。THE END。プロ意識なーし。

しっかし実際の披露宴でどんなものを出しているのか知らないが、片手間にこんな企画して自分の首を締めてどうするのだろうか。調理部門と関係のない部署から人並みの味覚を持った人間を使ってどんなものを客に出そうとしているのか企画段階で確認しないのか。2005年度、最悪の味だった。リピーターなんて要らないからなんでもありなのかな。

( ゚Д゚) あ~おなかすいたー!

※ 二次会参加者は十代のように食べまくってた。通常、落ち着いて飲みONLYになるのにね。