2024/2/4 甘酒・prologue・カワハギ・シラス・水蛸・月の輪熊・赤烏賊・大門素麺・L'evo鶏・甘鯛・猪・キウイ・あんぽ柿・ミニャルディーズ
大雪の前日に近所の『Cuisine régionale L'évo(レヴォ)(富山県南砺市)』へ。
ペアリングにするとメインのころには料理と真摯に向き合えないのでノンアルペアリングを選択したのだけど、料理もノンアルコールドリンクも情報量が圧倒的だし、料理と料理の間も待たされるどころか待った印象がなく、未知の美味しいインフォをひっきりなしに入力されるため、情報量の多さに俺はパンクした \(・∀・)/
テーブルの引き出しからナプキンとメニューと猪口を出しておとなしく待機。
「甘酒」
皿も猪口も箸も、地元の作家さんたちによるものばかり。マジテロ(マジテロワール)。
箸の天(頭)なんて狭い領域にまである『レヴォ』の刻印!ほかいろんな什器に『レヴォ』の刻印を捜すw
ノンアルペアリングも『レヴォ』の近隣で採れた植物や地元のお茶をベースにしている。
『レヴォ』の水は非常に柔らかく、さらに口の中に膜が張ったかのような不思議な感触があって最後まで慣れなかったが、妙に進んだ(たくさん飲んだ)。でも、水のグラスは重たすぎる。ダンベルかと思った。筋肉痛だ。
「prologue」
えびせん・山羊のチーズと酒粕のグジェール・ビーツのメレンゲ・真牡蠣フリット・甘鯛のブランダードクロケット仕立て
どれもが秀逸。食べることが好きな人であれば、『レヴォ』はその人のドンピシャ数点に出逢えるであろう店。
それにしても日本酒が欲しいねw
バター
雪結晶マーク付き。雪印ってかw
「カワハギ」
米粉のパン
絶景の窓際に座ったため、結構冷気が降りてくるので肩と大腿が冷える。レストランで初めて膝掛けを使ったけれど、暖かいもんだな。
「シラス」
この日一番のインパクトある薪の強い香り。こゆのこそウイスキーに合わせたい。< ウイスキーに合う料理は?というのが長年の課題。ウイスキーは、何にでも合うけどベストマッチはないというのが現在の持論。チョコとか燻製チーズとかナッツだとか、料理のひとつ前(というかむしろ素材)ならベストはあるんだけど。でも、焼き牡蠣とボウモアの組み合わせは素晴らしかったな。→『炭火ダイニングike(イケ)(石川県七尾市)』
「水蛸」
薄くスライスされた長い水蛸の足と金糸瓜。薪の香りと紫蘇の香りでパンチがあって、ここまでの流れのたおやかな料理とはまた異なる。好き!
飲み物の説明ののち、グラスの内側に樅の木のエッセンスを噴霧される (*゚∀゚)=3
「月ノ輪熊」
俺の一番はこの月の輪熊か先の水蛸。熟成させた月の輪熊の赤身には、牛の赤身を濃厚にしたような味わいとコク、馬肉のような食感とがあって血潮が滾る ✧\\ ٩( 'ω' )و //✧
「赤烏賊」
全粒粉のパン
パンはもっとバンバン欲しいところ。ちょいちょい料理のときにパンが不在になる。
「大門素麺(おおかどそうめん)」
蕗の薹オイルが山羊のチーズと合わさってやや蕗味噌のよう。それで半生の素麺をいただく。ぜひ熱々の内にと言うので頑張ったら、案の定へらを火傷 ´・ω・`
黒文字のフィンガーボール
( ゚Д゚)ウマー
アルコールのペアリングと異なり、ノンアルペアリングはその一杯で二皿分ってことが 2度あって、飲める状況にあるならアルコールのペアリングがやはり満足行くだろう。そもそもがやっぱ物足りないし。
「L'evo鶏」
『レヴォ』のスペシャリテ。『レヴォ』の料理のためだけに飼育された雛鳥の脚に、ほかの部位や熊の手や『土遊野』の米を詰めて薪火焼き?にしたもの。中央の芥子色のソースは、実際、和辛子?とレヴォ鶏のブイヨンとを合わせたもの。中から飛び出るジュがクソほど熱く、周りの衆がえらい熱がっているので俺は大警戒w 『レヴォ』は猫舌要注意。
「甘鯛」
雉のスープに浮かぶ熊の脂。これがフレンチのポワソンなの?と驚くほどに淡味。和食だとしてもかなり繊細な部類。< だから日本酒をw
天然酵母のパン(写真がない…だと、、)
パンはどれも香ばしいというより甘味が濃いめなのが気になった。小麦由来?水??まさか。
いちいち格好良いカトラリ。切れ味はフラガラッハ並。
「猪」
これが猪なの?と思うくらい淡泊な食味。それに合わせるジビエソース(猪・鹿・熊のソース)もドライで控えめ。あっさり。
「キウイ」
キウイの実・ヨーグルト球・グリーンバナナ・春菊オイル
デザートが衝撃的に美味 (ノ)・∀・(ヾ)
このデザートのころからずっとオープンキッチンから濃厚に漂うスパイスの香りには、辟易とした。賄いっぽいけど、、喰わせてくれ。。
「あんぽ柿」
濃厚で身震いするほど甘いあんぽ柿とマスカルポーネとリコッタチーズパウダーの調和。
やっばい ゜+. (・∀・) ゜+.゜ やばやば
柿好きの俺はこれだけを食べに訪ねてもよいほど。
コーヒーとミニャルディーズ
食後はお言葉に甘えて知ったソムリエさん引率によるアミューズメントパーク『レヴォ』の見学をさせていただいた (・∀・)ノ゙
帰路、『五箇山名産豆腐 岩崎豆腐店』で追加のドルチェ (*゚∀゚)=3
五箇山名産のカッテージチーズw