2009/8/9
佐渡の観光名所である『二ツ亀』が庭のように立地する『二ツ亀荘』。親父さんはコミュニケーション能力に著しい欠落があるが、おかんの愛想が頑張ってそれを覆い隠す。民宿なんだから愛想は必須でしょ>親父さんよう。職人だとか漁師だとかいう背景で、寡黙や粗野な態度が容認される時代じゃなかろう。仲間とはベタクソおしゃべりしてるくせに客には挨拶もろくすっぽかい。
2009/8/9 夕食:
基本どれも冷たいが、ご飯とお吸い物はぬるく、酢の入った茶碗蒸しに限っては熱々だった。しかし、こういう状態にも関わらず魚介の類が妙に旨く、特に大して好きでもないサザエにふたりとも感動(ところでサザエって漢字で書くとなんかイヤ → 栄螺)。吸い物に入っていた粗の魚力のストレンクスにも驚いた。旨い。旨力(うまぢから)じゃ。茶碗蒸しもちょっとした旅館でいただくそれよか増しだし。美味しいわ。
2009/8/10 朝食:
この民宿で漸く鯵の頭まで食べきることができるようになった。残すは背骨のみ也。
宿の手前 1キロあたりで、宿に通じる路に鍵がかってある。鍵を開けるには強烈な虻たちと戦わなければならない。そして、車を先に送った後は施錠しなければならず、再び強烈な虻たちと(ry。門の先には車一台分ちょいの細い道が宿まで続く。嵐になれば波に覆われなくなるであろう道。おっかね。
この写真は宿への道沿い (^▽^恐)
2009/8/10 夕食:
今日も冷たい夕食。フライがまずいが他は普通。いや、お煮染めがこれがなかなか美味。
2009/8/11 朝食:
ところどころ不満があっても、ホテルに比べると民宿は絶対的におもしろいから結局俺は民宿や YH を選んでしまう。
◇ 覚え書き(別に文句ちゃう):
・軟禁状態。
・二ツ亀が近距離ではなくそこにある。
・浴衣なし。ない民宿は初めて。(あっても俺は使ったことないけど ← 浴衣苦手)
・部屋にフェイスタオル+バスタオルなし。(これらが常備されている他の民宿で訊ねたらないのが普通っぽい)
・風呂にシャンプー、リンスなし(と思ったら女子風呂にはシャンプーだけはあったっぽい)。近くに買えるところがあれば買いに行ってやりたいが、半径 20分にそれらしきものなし。普段セットを持ち歩いているのだが、出番がないためやめた矢先だった。
・シーツなし。宿に伝えて借りた。あほか。
・エアコン 200円/H。ケチスギ ワラ 1000円くらい使った ワラ
・歯ブラシなし。どうやらこれが民宿の主流か。俺ら以外歯磨きしてない気がする。
・親父さんが仲間?とロビーでずっと寛ぐ。それは構わんが、こいつらが飲んだんか、自販機のビールが売り切れちまった。
・子供らの騒音が尋常ではない。民宿感があって、実はそれほど嫌いじゃない。
・朝食の時間通知なし(フロントの壁に書いてあることに帰りに知る)。朝が 7時半の、夕飯が 18時っころか。
・ごはんが部屋でいただけるのはありがたい。
・部屋にテレビがないから天気予報がわからない。まあ、携帯でチェックすればいい話だ。
・ところが携帯の電波ゼロ ワラ
・おかげで、知らない間にしぞーかに地震があったり颱風があったり。
・宿の手前にゲートがありそこの鍵を開けなければ宿には行かれない。二日目に鍵を借りたはいいが、虻の攻撃が酷くて中々車の外に出られない。結局、半ギレして開けた ワラ
・ロビーの本棚には、「ザ・シェフ」があった。シェフが前髪垂らしていることを受け入れられず徹底して無視してきたコミック。後学のために耽読す。
・帰りの日、宿の男の子が門のところへチャリで向かい、鍵を開けて待っていてくれた。お互い挨拶を交わしてさようなら。気持ちが晴れやかになる。佐渡の子素敵。
桜ん坊ブログ:佐渡旅行(2009夏)