鮨 いぬかい

【住所】長野県松本市島内

2026/7

『松本市歴史の里』で『旧松本区裁判所庁舎』などを見学したのち『鮨 いぬかい』へ。
いぬかい(松本市)の料理の写真とか
店頭には暖簾があるわけではないので外観からは開店しているか分からず、俺ももうひと組の客も開かない玄関に弾かれた。厭な仕組み(昼でも外灯が点灯するのかも知れんが知らん)。客は定刻どおりに来いということだろう。なお玄関前は 32度。
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① 玉蜀黍のすり流し
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② 黒バイ貝 蛸 岩もずく
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③ 刺し身
鮪 西バイ貝 ボタンエビ ケンサキイカ アラ
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④ 甘鯛の松笠焼き
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さて、次から鮨。先付がいまいちなんだけど、だいじょうぶなのか。まあ、鮨店の先付はだいたいどこもたいがいだけど。
いぬかい(松本市)の料理の写真とか
⑤ 鮨

いぬかい(松本市)の料理の写真とか 少し生臭い


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ムラサキウニ
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ボタンエビ
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鮪と焦がし醤油
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コハダ
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アワビ
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穴子
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巻物&玉子焼き(白海老と平目)
いぬかい(松本市)の料理の写真とか 玉子焼きはもさもさしていて不美だったが、嫁は気に入ったみたい。ふたりとも腹具合にまだ余裕があったけど、どうも店の居心地が悪いのでコースを終えたらそのまま会計にした。静かな店内。カウンターには会話をしない我が家だけ(中盤でもう一組来た)。それは結構なんだが、この状況でカウンターを見渡せる場所に給仕が立っているだけでもなんだか落ち着かないのに、そのくせ言わなきゃ茶を注ぎに来るわけでもなく、鮨以外の枝豆やら西瓜やらで手指が汚れてもお絞りが替えられるわけでもなく、トイレに席を外して戻ると嫁の茶碗にだけお茶が追加されていたりして、あなたの存在意義はなにか。16500円/名のコースに期待するサービス水準ではない。

波田の西瓜
いぬかい(松本市)の料理の写真とか
『いぬかい』の鮨はだいたい見た目どおりの食味、刺身は秀逸、先付はその刺身を除くとがっかり。松本まで『いぬかい』を目的に訪ねてあれれって感じ。

食べ歩きが趣味なのに俺が鮨店を除外しがちなのは、地域柄もあるけど、ずーっと「そもそも鮨ってありがたがるほど旨いのか?」という疑問を抱いているためで、実際どこで食べてそう思う。世代も手伝って廻転寿司含め鮨はどこで食べてもご馳走であり、どこで食べても一定以上に美味しいのだけど、どこで食べても見た目からイメージできる味のフレームを逸脱しない。想像した味が高品質で提供されるのが高級鮨店。それはつまり、しょせん魚ありきで魚と酢飯の表現の幅の限界。俺が食べたいのは職人の技術ではなく料理。
熟成が強い鮨店では、食事中はその旨味や奥行きに感心するのだけど、不思議なもので店を出るやそんな感激を覚えた鮨店にすら再体験の欲求が生まれない。俺と鮨の謎の関係。
ああ、熟成鮨に感動しているのは、魚の変化と結果にであって鮨に対しての感動じゃないんだな。なるほど。腑に落ちた。であれば「美味しい」が再訪の動機にならないわけだ。