天ぷら 金万(きんまん)
【電話番号】0265-24-0953
【営業時間】1100-1400, 1700-2000
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌日)
【住所】長野県飯田市主税町27
2007/07/22 飯田線の旅終着編
飯田線の秘境駅巡りを終えて飯田駅へ戻ってきた。飯田にはしばらく住んでいたことがあるが、あの時分、毎晩バー(※)だのキャバクラには行っていたがあまり食事をしたことがなかった。休みの日はおかまのねぇちゃんとつるんでばかりいた。好物と言えば、おたぐりを置いて他になかった。喉が渇けばビールを飲んでいた。俺はなにをしていたのだろう。
今回は最早ろくに足を向けることのなくなった思い出深い飯田に行くということで、念を入れて好評な店を事前に調べておいた。その中で選んだのが『天ぷら 金万(きんまん)(飯田市)』だ。わざわざ伊那から食べに出向くほどに価値ある天丼が提供されるのだとか。ふーん。
※ 『OTAK OTAK(オタオタ)』という名店があった。
「海老穴子上天丼」
「上天丼」
なるほど。欠点が見つからない (・∀・)!
『ゆ~楽』で昼飯を喰ってからあまり時間が経っていない上に、蒸し暑さと疲労にやられてうなだれていたというのに、それでもさっくさくと喰えてしまった。すげーは。
とにかく、いくらあってももたれない不思議なあっさり甘タレに、素材抜群のさくさく天婦羅。『金万』の天ぷらはたったこれだけでも十分及第だと言うのに、衣も、変な言い方だが油もうまい。さらには米がうまい。そのうまい米にタレが隅々までまぶされている。挙げ句、添え物程度に思っていたお吸い物もお漬物もまったくぬかりがない。なんだなんだこの洗練度は。
ネットを徘徊するとやたらと豪奢な盛り付けが取り上げられているし、俺だってこの盛り付けには吃驚したが、ひと口喰えば盛り付けどころじゃない。口の中は天変地異よ。お見事ですた。
ところで、注文時に女将さんがいきなり俺の手を見て、
きれいな手ですね~。交換して欲しいくらいです!
などと褒めてくだすって (・∀・)v、それに嫉妬した嫁が食事の間中、
(・∀・) あたしだってー!
と喧しかった。はいはい。きれいだよ。うぷ。好い物を提供する人たちは審美眼もすぐれておりますな。はっはっは。
※ お店に駐車場はなく、俺は近所の合庁の駐車場が開放されていると聞き、そこを利用した。
関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ
2009/05/31
馬籠宿を訪れた帰り、大平高原を経由する飯田南木曽線をえらい濃霧の中走り切り、ちょっと疲れた状態での訪問。伊那への直帰案も頭を過ぎったけれど、せっかくの飯田だ。
合庁の駐車場に車をほかり、ボーリングを終えた集団の後ろを就いて歩きながら『金万』へ。ガラリと戸を開けて入店すると、女将さんがゆったりと接待してくれる。二名でもお座敷を選択肢に挙げてくださるので有り難く上がるが、他のお客さん(大抵二名客)は皆テーブルに行く。それはお店を気遣って?それともテーブルのが皆好きなの?俺たちは靴を脱ぐのが楽で好き。
「アスパラの天ぷら」
旬のアスパラの天麩羅 (・∀・)アチチ
「天丼」
小さな海老がひとつ、白身魚がふたつ。どちらもさくさくに揚げられているため、先に海老を食べるとそれが海老なんだか白身魚なんだかわからなくなる気持ちもわからないではないが、わかれよ>嫁
「海老穴子上天丼」
海老と穴子が大きく十字を切って参上 ( ̄人 ̄)アーメン 穴子は三重県若松の物だそうだ。(・∀・) ほっほ~!と声を弾ませたいところなのだが、すんません、まったくぴんと来ませんですだ (:D)┓ペコリ
さて、こちらの丼もさくさくに揚げられていて、海老はかろうじてぷりっの食感を残しているが、何分さくさく感が強く、穴子は品の好い白身魚という感じ。天丼を食べているのにあっさりだからだろうか?俺はこの日から無性に鰻が喰いたい衝動に駆られてしまい、つい先日(2009/6/14)『観光荘』へ行ってきた (^▽^桜)
ちなみにこの店評書いているのは、2009/6/16/00:49 (・∀・)v
いただきましたして、お会計をお願いすると、支払い時には女将さんだけでなく、厨房からもわざわざこちらに顔を向けて挨拶をくださった(厨房とホールを仕切る暖簾の隙間からちらりと見える)。お店の方たちの心遣いがとても厚く伝わる気持ちの好い帰りだった (・∀・)♪
こういうの飯田、木曽って感じするやね。じゃあ伊那は?と云われて伊那がそうじゃないわけじゃない。俺は伊那の人間だからその辺あまり客観視できない。とそれらしいこと書いておく。
関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ
◆ 写真 ◆

店外

店外

店内

「海老穴子上天丼」

「天丼」
メニュー抜粋(2007/07/22)
食事 |
天丼 | 1050 yen |
上天丼 | 1470 yen |
海老穴子上天丼 | 1680 yen |
特選上天丼 | 2520 yen |
上天ぷら御飯 | 1680 yen |
天茶 | 1200 yen |
一品料理 |
上天ぷら 一人前 | 1580 yen |
おまかせ上天ぷら 一人前 | 2200 yen |
穴子一本の天ぷら | 1050 yen |
旬の野菜の天ぷら 一盛り | 680 yen |
口とり | 350 yen |
お新香(大) | 600 yen |
その他 |
海老天むす 金むすび(五個入り) | 660 yen |
金万特製 天ぷら万十(一個) | 160 yen |
お飲み物 |
エビスビール(中瓶) | 680 yen |
キリンビール(中瓶) | 630 yen |
日本酒 一合 | 450 yen |
ウーロン茶 | 300 yen |
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ
◆ ニュースの手控え ◆
◎ 天ぷら金万、50年ぶりにささみ天丼復活
2017年 3月 28日 火曜日 15時20分
1867(慶応3)年創業の老舗、「天ぷら金万」(田巻茂代表)=飯田市主税町=は、創業から150年の節目の年を記念し、約50年前まで同店で提供していた、鶏のささみを使った天丼を復活させた。総合食肉卸の吉清(飯田市松尾上溝)とのコラボレーションにより新鮮な鶏肉を使用し、タレが染み込みやすいよう切り方を工夫することで、しっとりとした食感に仕上げた。
2月から常連らに店内で提供を始めたところ好評。4月1日から、野菜の天ぷらと合わせたお弁当として、一般販売を開始する。価格は800円(税込)で一日限定20食。
創業当時はとり料理屋だった同店。約100年前に4代目当主の欣一さんが屋号を「金万」にあらため、天ぷら店として新たなスタートを切った。ささみの天ぷらはとり料理屋時代から提供され、金万になってからも天丼として親しまれてきたが、交通網の発達により新鮮な海の幸が身近になるなど、時代の変化、食文化の変化に伴い、50年ほど前にメニューから消えてしまったという。
茂さん(46)は、創業から150年の節目の年が酉年で、もとはとり料理屋と、かつて長い間地域に親しまれてきたささみの天丼を復活させるには、「とり」に縁が重なった今年しかないと決意。吉清の清水洋介専務(37)との出会いも後押しとなり、50年ぶりの復活が叶った。
「ご年配の方の中には、過去に食べた記憶がある方もいると思う。ぜひ当時のことを思い出しながら楽しんでいただきたい。若い皆さんには、飯田でささみの天丼が提供されていたこと、今、再び食べられることを知ってもらい、味わっていただけたらうれしい」と期待を寄せる。
また、吉清の清水専務は「祖父の代では金万さんとの取引があったと聞いている。記念の年に再び一緒に仕事ができうれしく思う。天丼では、ささみの新しいおいしさ、楽しみ方を引き出してもらっている。今後も新鮮で良質な肉の提供を続けていきたい」と力を込めた。
- http://minamishinshu.jp/news/economy/%e5%a4%a9%e3%81%b7%e3%82%89%e9%87%91%e4%b8%87%e3%80%81%ef%bc%95%ef%bc%90%e5%b9%b4%e3%81%b6%e3%82%8a%e3%81%ab%e3%81%95%e3%81%95%e3%81%bf%e5%a4%a9%e4%b8%bc%e5%be%a9%e6%b4%bb.html -