2017/4/20
黄色い照明のぶら下がるカウンター。
手元の色が微妙でその上薄暗い。
体言止めの覇気のない女店員。
やる気がないのを俺に示すかのように
ナプキンをカウンターですべらせて提供してくれる。
それが済むと楽しそうに音楽を選んでいた。
日本語ラップ。爆音。
客がいない店内には妙に響く。
カウンターには女店員の香水の残り香。
担担麺を注文すると、
カツカツカツと無言で調理する店主。
その傍ら小声で止め処なく店主に話し続ける女店員。
客がいないせいか俺のところまで声が届く。
耳障り。
すみませんが、
と水をお願いすると無言で提供してくれた。
ありがとう。どうぞおしゃべりを続けてください。
「担担麺」(900円)
やわらかな細麺と、
濃厚な胡麻だれ。
辛味はやんわり。
食事を終え、会計をお願いするも無反応。
厨房の方へ向かい声を掛けると返事があるも、
長いこと待たされる。
やっとやってきた女店員は無発声。
当然、詫びもない。
見知らぬ機器で音楽は選べてもレジには不慣れなのか、
さらに無言で待たされた。
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