The Balisort(バリゾート)

【閉店】

【電話番号】0263-31-8585
【営業時間】1100-1400, 1400-1700, 1700-2400(ランチ;ティー;ディナーの順)
【定休日】不定休
【住所】長野県松本市;伊勢町(ナンパ通りってもう呼ばないだろ?)

2005/04/25

ホテルかなくらいに思ってた。俺はいつも反対側の歩道歩くし。はたまたカジノかなとも思ってた。ついに合法化したのかと(本気)。近くに寄るとまた威圧感あるわけで、こりゃメシ屋のわけねーなと思っていたら、開かれたメニューが置いてあった。(・∀・) おふょー!ここにしよー!重厚な木の扉が頼もしいな。よいしょっと。軽っ!中は薄暗く、ちょい先に噴水があるぜおぃ。民族衣装を身にまとった従業員に誘導されたのは店中央の奥地、噴水のすぐ隣でしんみりした席に通された。
と思っていた。。

ところがどっこい、俺らの後ろのイエローシャウトなぽんぽこぴーのバカおんなどもがうるせーったらありゃしねぇ。そのせいで、連れとの会話どころかオーダーのやりとり自体がスムーズにいかない。それこそボーイと接吻せんばかりの距離に近づき、桜ん坊の頬にはほんのりと紅みがさし。。これをおかしいとは思わないのか?>『The Balisort』。なあ?>後ろの顔面形而上な女ども。早々に席をチェンジしようかと思ったが、連れは「バリだよね」とかはしゃいでるし(意味不明だが)、我慢か。。景観的にはいいポジションみたいだし。でぶ(=出不精)の俺がわざわざ外出して金払ってメシを喰いに来て、なぜにここまでストレス負わなければならないのだろう?などと大抵の奴は疑問視しないので、今この時間だけ俺も大抵野郎になるよう尽力すると星に誓った (-_☆)

店内のしつらえは雄大で、かといって細部への装飾も手抜かりない。こだわりを見せれば見せるほどに、日本のレストランというものは、いや、ブティックでも個人の部屋でも車でもだが、せせこましさや圧迫感が出てくるものだが、ここにはそれがない。沖縄のリゾートホテルで感じる空気に近いな。狙いどおりの設計なのだろうが、いやはや大したもんだ。それにしてもうるせーな後ろの蛮族ども。。

メニューに掲載されている料理の数は、昨今のレストランと比較すると少ない。俺はこれくらいのがあれこれ悩まずにすむので楽ちんだが、写真がいっさいないのはこの手の特殊メニューとしては極めて不親切。ちょい昔はないのが当たり前だったのだが。

先に飲み物だけ注文。俺はビール(525円)、連れは「バリクーラー」(546円)。また得体の知れんものを。。「飲むー?」と誘ってきたので、ひと口もらう。郷愁 (ノд-。) 昔駄菓子屋でよく飲んだっけな。20円のチュッチュ(実家ではこう呼んでいる。ウィンナーがふたつくっついたような形状の容器に、ケミカルカラー満点の液体、もといジュースが封入されている。全長は250-300mm。冷凍庫で凍らせると、完全犯罪用の凶器にもなるNASA公認の高機能食品だ!)。その味だなと話すと、どうやらそうとしか感じられなくなってしまったようだ。実際、似ているんじゃなくて、駄菓子屋ドリンコ(イチゴ系と見ている)そのままなんだもん。さてと、料理はどんなものかしらん。

「カリフォルニア産ロイメンレタスのシーザーサラダ」(レギュラーサイズ;483円)がやってくる。見た目は普通。ドレッシングをよーく絡めてある。まあ味も普通だなと思っていたが、よく味わうと野菜がうまいな。なにかこだわりがあるのかな?

ところで、連れとのんびり食べているとじゃんじゃか持って来られて困ることが多いのだが、『The Balisort』の給仕の連中は見計っているね。ふたりの皿が空になったころに自然と料理が運ばれ、取り皿を替えていく。なんか、久し振りにレストランに来た気がする。こんなんは基本なんだけどね。

「国産鴨肉のロースト」(714円)があったので、鴨好きの俺はすかさずオーダー。連れは鴨のローストを食べたことがないと言うしちょうどいい。いやいや楽しみですなとやって来た皿には、厚めにスライスされた鴨肉がこんもりとやってきた。味はちょい薄めだが、鴨がそれなりの風味を持っていてくれたのでかろうじてセーフ。ここまで調理できる人には、価格を上げてでもその腕を存分に奮って欲しいな。

「海老チリマヨソース」(504円)。いろんなお店で見掛けるけど注文ははじめて。見た目のぼてっとしたころもに包まれたエビを見て、しょせんマヨネーズ文化が産み出したサブカルメニューかよと落胆しつつほお張る。(・∀・)うみゃっ!エビうみゃっ!ころもうみゃっ!ソースうみゃっ!白いごはんが欲しい。。(そういやメニューにあった気がする)

給仕の子がやってきて、「バリゾートオリジナルナシゴレン」(998円)にもう少し時間が必要だとわざわざ言いに来てくれた。お気遣いありがとん。その間になにかつまむかと、「生春巻き」(2本;399円)と連れのグラスも空なので俺の方で勝手に見繕いオーダー。「シャンディーガフ」(546円)と俺は「海人」(うみんちゅう;441円)のロック。「シャンディーガフ」はジンジャーエールとビールから成るビアカクテル。酒の弱い子にはちょうど良く、甘すぎないから料理にも合い、炭酸ジャンキーも満足。ってえれーぐびぐび飲んでんなお前。ジュースと違うんぞ。さて、「海人」は。これ見た目も味も「カルーアミルク」だよな。給仕を呼ぶ。どうやら配膳ミスのようだ。びっくりした。いずれにせよ、特筆することもない泡盛だった。

ビアカクテルが出てきたので落書。俺が好きなビアカクテルは「ブラックベルベット」。シャンパンとスタウト(普通は「ギネス・スタウト」な)から構成される、これもシンプルなカクテルなのだが、泡がとてもスムーズでベルベットという名前がいかにふさわしいかがわかる。気分的にもシャンパンっつーだけでリッチだし(^▽^笑) ただシャンパンを使うものだけに、店側からすれば提供が難しいカクテルなのだ。長野で飲ませてくれるとこひとつしか知らないけど、そこも随分前にお店たたんじゃった(潰れたわけじゃなく、東京へ進出)。南信で一等うまいバーだったので残念。

「生春巻き」には、ナンプラーが付いてきた。予測範囲内だが、勘弁しろよ。おととい、「アゲイン」で会ったばかりじゃんか。連れはナンプラー初体験だが、物怖じせずにぺたぺた付けてる。。なんかくやしーから俺もぺたぺたやってみる。むしゃむしゃ (´・д・) ムフゥ 春巻き自体はもやしがいっぱいで、その涼感、食感がとても新鮮でうまいかった。でも、ナンプラーは (・∀・)いやー!

そして登場!「バリゾートオリジナルナシゴレン」。注文時に、お米は日本米;タイ米から、たまごは温泉たまごとなんか(失念)から選択。連れに任せといたら、タイ米と温泉たまごになった。でっかい船型の器にごはんと串物とたまごがどどんと乗っている。雰囲気を楽しむ類の料理。タイ米はそれなりに調理されていたが、日本男児にとってはしょせん畜生米。俺はジャポニカ種萬歳だもんでどうしてもこういう意見になるな。

これだけの雰囲気、料理、サービスを兼ね備えてることを考慮すればとても安い。しかし、安いから客が限定されない。。場の雰囲気を読めないサルどもに占拠される。あら不思議で、アニマルキングダム状態だ。やんや騒ぐならよそ行けよと俺は思う。わいわい喰うのはさぞかし楽しいだろうが、騒ぎ過ぎだよ。

※ もっとコンパクトに文章をまとめるべきなのだろうが、「料理は総じて・・・」な記述は面倒事をひと括りですまそうというのが見えてやなんだよな。
※ 今回の件のどこぞかの内容をメールしたら、翌日には丁寧に返事をいただいた♪


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆



店外


店外


「国産鴨肉のロースト」


「生春巻き」


「バリゾートオリジナルナシゴレン」
メニュー抜粋(2005/04/25)
食べ物
日替わりランチセット780 yen
海老のチリマヨソース504 yen
国産鴨肉のロースト714 yen
カリフォルニア産ロイメンレタスのシーザーサラダ(レギュラー)483 yen
バリゾートオリジナルナシゴレン(タマゴのせ、鳥串2本付)998 yen
生春巻き(4本)714 yen
お酒
アサヒドラフト525 yen
ギネス714 yen
ウーロンハイ504 yen
バリクーラー(アラック、クランベリー、スプライト)546 yen
ブルメリア(ラム、ヨーグルト、マンゴー)546 yen
海人(うみんちゅう)441 yen
デザート
揚げバナナとアイスクリーム546 yen
古代米のバリ白玉ぜんざい441 yen
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ