うまいもん処 魚庵(ぎょあん)

【閉店】

【電話番号】0265-76-0885
【営業時間】1130-1430, 1700-2200
【定休日】月曜日
【住所】長野県伊那市;竜東線沿い

2005/05/14 豆庵崩壊編

ここでは過去何度か刺身を喰らっている。すべていまいち (ノд-。) 近所に住む奴にそいつを口にすると、店名に魚を掲げている割に魚はぱっとしないが、あそこのオススメはエビフライ定食だと。俺はエビは好きだがエビフライにはさほど興味がない(偏屈)。やはりエビはボイルかグリルだろ(わがまま)。それで今日は豆腐にしようと『魚庵』内にある『豆庵』(豆腐専門メニュー)に行ったのだが、最近行った店内+メニューリニューアルで『豆庵』は崩壊したらしい。残念だ。メニューをリニュしたところで鮮魚の質が変わることは期待できまい。さて不測の事態だ。なにを喰らうか。

ひとりで座敷に座ってメニューとあっぷっぷ(にらめっこ)していると、本日のオススメに丼物を薦められた。苦手な奴らがこぞってのっかてくるようなので却下。そこで玄関脇のホワイトボードにあった「カマ焼き定食」(1150円)を頼むことにしたが、なんのカマかくらい書けないものかね。愛想よく走りまわる店員(この子しかホールはいないようだ)に訊ねるとカンパチのそれだそうだ。即答できた君の瞳にカンパチ(ё_ё)ウプ

13時過ぎに入店したというのにどんどんと客がやってくる。カップル率が異様に高い。こういうとこにデートで来るってのはいいね。明日にはお互い他人同士かもしれないから今を大切に。さて手持ち無沙汰でメニューを丸暗記しかけたころにおカマ到来。(・∀・)魚っ!(うぉっ) カンパチのカマはカブト付だー!立派立派。しかし大漁だな。ここ量あること忘れてた。お魚系だからひどいもたれはないとはいえ、いやはや。

カマは熱くて食べれないので(猫舌+猫手)、小鉢から。「まぐろの山かけ」はまあ普通。この料理については、どんなに美味しくてもこんな意見になりそうなので俺のコメントはあてにならない(そんなやっつけ仕事でいいのか)。もうひとつは、「たこの酢の物」(?)と思いきや「たこの吸盤の刺身」。たこが好きだとたまらんな。くにくにきゅっきゅとこいつ独特の食感をここぞと楽しめる。ただ、こいつだけで楽しむには幾分量が多過ぎる。ワサビでも浅葱でもなにか脇役が欲しかった。くにくに。

そしてメインの「カンパチのカマ」(塩焼き)。これは驚いた(・∀・)魚っ!(ぎょっ)
カンパチのカマは初めてだが、マグロのように粗野な感じともブリのようにほこほこした食感とも異なり、つるりときめが細かくソフトな歯ざわりだ。昨今、居酒屋でもカマをオーダーできるようになったが、あんな魚の頭をかたどった魚肉とは格が違う。まあ本来これが普通なのだが、まだまだこの地域は魚について常に一次元低いレベルでの「猫またぎ戦」(※)になるなぁ。がんばれ>長野。これが普段のメニューにあったらいいのにね。

総括:
このランチが1150円。カンパチなんて安い筈だが、この定食の内容的にはこれくらいの金額で妥当か。妥当な価格で魚らしい魚が楽しめるのだから及第であろ。俺は土曜日にはこの路を通るのでたまには良いかなくらいに思う。

※ ねこまたぎ【猫跨】:魚が大好物の猫さえも跨いで通るようなまずい魚。という意味だけど、猫は肉食なんだから、お魚が好きってのは島国文明の勝手な決めつけだったりする。


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆



「カンパチのカマ」


「まぐろの山かけ」


「たこの吸盤の刺身」
メニュー抜粋(2005/05/14)
御膳メニュー(茶碗蒸・小鉢・サラダ・デザート)
海老フライ御膳1400 yen
本マグロ鉄火丼御膳1500 yen
定食
えび丼1100 yen
天丼1200 yen
その他
カレイの唐揚げ800 yen
アサリとワカメの酢の物480 yen
キムチ(たこ・いか)480 yen
豪快汁500 yen
魚の香草焼680 yen
焼おにぎり300 yen
飲み物
ウーロン茶280 yen
お酒
生中480 yen
ウーロンハイ380 yen
※ エビの表記を統一しろよ。
※ メニュー改変に伴なう料金変更に関する一切の責任を負いません。