和ダイニング 七夜月(ななよづき)

【電話番号】0263-85-7742
【営業時間】1100-1500, 1700-2400(Last order 1400, 2300)
【定休日】年中無休
【住所】長野県松本市芳川村井町;R19沿い;あっちゃん寿司の先の信号(サンピア松本の前)を左折

2005/08/04 アンバランス編

「この辺は昔住んでたんだよ」
「すごい街中じゃん!」
「(おいおい)当時世界は『SS食堂』と平安堂から成立していた」
「なにもなかっただ (・△・?)」
「今も歩道はないな」
「うん」
「永久に街としての不完全性を維持したいようだ」

(最近、イントロがだんだん食事というコンセプトから離れてきた気がしないでもないが、これは俺のめもだに。もみもみ)さて、着いたはいいが、どこに駐車をすれば良いかわからず、いやこの敷地がこんなに大きなものとは想像していなかったため、『あっちゃん』んとこに車を停めると、てくてくと少しばかり歩く羽目になった。店内はすべて個室になっているようで、客が入室すると上からすだれのブラインドを落とし空間を遮断する。暗いよ~、恐いよ~、狭いよ~と言ってみる。ああ遠くからガキのイエローシャウトがこだましてきた(ジャリ連れてくんなら管理しろや。ばか大人)。

接客は抜群。スタッフに当たりがあったのかもしれないが、丁寧なのにとても自然体で紳士的(女性だけど)。俺がトイレから戻ると後ろから個室のすだれをそっとあげてくれたり、食後に「空いたお皿お下げします」「一息ついたら帰るでそのままでいいよ」と答えると、にっこり笑いながら会釈して、その後濃いお茶とおしぼりを持ってきてくれた。もてなされてる感が押し付けがましくなくプレッシャーにならない。これは大事。やり過ぎると客がストレスを感じる。サービス面もお客が去るとテーブルの上のものをすべて下ろし、きっちり卓上をアルコール消毒。それに最初からテーブルに置かれている取り皿には埃がかぶらないよう紙を伏せてある(俺は埃がかぶるのが嫌いだから嬉しい)。座布団にしたって低反発、これには最後まで慣れなかったけど、それでも気配りがわかる。パーフェクト。

さて、ここまで書いてなんだが、残念ながら俺と連れが美味しいと思える料理は一品もなかった。全体通して薄味、ではなく薄すぎ。俺らは糖尿患者じゃない。ところで、薄味となるとすぐに「素材を生かした」と感嘆する連中が多いが、まずここの素材については大したものじゃないだろう。さらにそういう連中に問いたい。醤油が刺身を壊すか?タルタルソースがフライを喰うか?デミグラスソースが牛肉を台無しにするか?引き立てることができずに相殺する羽目になることは稀にあるが、大抵お互いをよりよい方向に昇華する。つまるとこ、薄味はしょせん「薄い味」でしかないんだよ。

ついでにビール。これはダメ。も~ダメダメ ( ̄乂 ̄)ブーッ!ジョッキを頼んだが、すごく水っぽい。エビス以外のビールの選択肢を用意しないのならば、その自信相応の最低限のルールを守るべきだ。ジョッキ内部のあちこちに泡が付くのは布で拭いたか、乾燥の仕方がいい加減な証拠。しゃーないビンにするかと2杯目注文時(ビンビール)の会話(適当に省略):
「ビンをひとつお願いします」
「グラスはおふたつでよろしいでしょうか」
「はい。ふたつで。あぁ。グラスって冷えてますよね」
「はい!冷えてます」と元気良いレス。
(´・д・) ヤッパリ
「ごめん。冷えてないのふたつ用意できるかい」
「え?はい」
(すまないねぇ)

「冷えすぎなの?」と連れ。
「それもあるけど、ビールを入れる前に結露するからなぁ」
「なるほど」
「濡れたコップにビール注ぐのと同じことになる」
「ダメなの (・△・?)」
「ドイツでやったら射殺される」
「(・∀・) へー」
へーて、お前。。(・-・*)

注文は以下のとおり。ざっとひらめき発言を記述しておく。

「七夜月サラダ」(714円)
ボリューム満点。すげー満点。味は通常サラダ的。

「鮪の黒胡椒焼き 胡麻ぽん酢」(840円)
胡椒とゆーよか、ごま油風味。かけ過ぎじゃないか?

「地鶏の利休揚げ」(609円)
「利休揚げ」とは、ごまを使った揚げ物。たしかにその通りの料理だ。お肉がぼさぼさしていて美味しくないが。

「オマール海老のチリソース」(2100円)
「こいつとその辺の中華屋のエビチリの違いを述べよ」
・・・
・・・
・・・
「・・・おっきな殻が付いてる」
「(長いこと考えてそれかよ)その程度の違いだろ」
「だねぇ」
「ソースのっぺりしてるし」
「うん」
「エビ硬いし」
「硬いね」
期待していただけにどよーんと落ちた (´・ェ・`) ミュー

「石焼き和風リゾット」(577円)
「あっちゃん(※)、おかゆ頼んだの (・△・?)」
「いやリゾット」と俺。
でたらめだ。雑炊に失敗した粥のよう。味、風味を感じることができず醤油ぶっかけまくり。量はすごい。美味しくないから苦行でしかないが。(※ 硬いお米が好きな桜ん坊は、おかゆ嫌いです。)
ところで、あさりをみっつ食べたところ、みっつとも砂じゃりじゃり。砂抜き失敗してんか?
※ ちなみに、"あっちゃん"は、『あっちゃん寿司』ではなく、こっちの世界での桜ん坊の呼称だ。

「創作」の部分にしたってインテリア負け。既存の料理の枠内にがっちり収納されてんじゃんか。このレベルじゃもう行くことはないだろう。雰囲気がいいだけに残念だ (TwT。)

(帰りの車中) 「そういや、音楽も良かったな」
「部屋で流してる奴だよね」
「(いい耳してんな)Miles Davisな」
「ぱぁ~!って奴」
「マイルスの一発ってやつだな」
「ぱぁ~!」
(´・д・) あふぉ


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

2005.10 ゆったりランチ編

「昼 ゆったりコースPLAN 伏見【季節の逸品コース】」(3150円)
桜:美味しくなかったな。味があっただけ前よかマシだけど
連:うん。美味しくなかったね
桜:(はっきり言うなんて珍しいな)メインのエビなんて最悪
連:硬かった~
桜:ロクなもんじゃない。参の膳はほとんど手をつけないで返した。ダメだあれじゃ
連:なんで茶碗蒸しにトマト入れるだ?信じらんない
桜:(いや、それはアリだと思うが)創作料理という名のお子様ランチ
連:開けたときびっくりしたもん
桜:茶碗蒸し自体、粗末な出来だったからひと口で蓋閉じた
連:天ぷらは美味しかったよね
桜:他がマズかったから、相対的にな
連:うん
桜:きれいに盛りつけて、器にも気を遣ってるのに、もったいないな
連:うん

接客も丁寧だし、お店のしつらえもモダンで清潔。
だのになぜ (´・д・`) ...


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆



店外


「七夜月サラダ」


「地鶏の利休揚げ」


「石焼き和風リゾット」


「鮪の黒胡椒焼き 胡麻ぽん酢」


「オマール海老のチリソース」
メニュー抜粋(2005.8.04)
おすすめの逸品料理
ハブ野菜と冷やしトマト580 yen
鶏手羽のやみつき揚げ650 yen
生ウィンナーのグリル750 yen
サラダ菜々
七夜月サラダ714 yen
トマトとモッツァレラチーズ714 yen
ほうれん草のガーリックサラダ683 yen
おぼろ豆腐と水菜の京風サラダ683 yen
七夜月 - 和味彩々
お造り三種盛り1260 yen
鮪の黒胡椒焼き 胡麻ぽん酢840 yen
ヤリイカの焼き霜造り735 yen
豚の角煮 琉球しこみ683 yen
鱈場蟹のグリル1732 yen
牛すじのデミソ煮込み683 yen
京豆富えとせとら
京都藤野のおぼろ豆富630 yen
胡麻豆腐683 yen
湯葉豆腐683 yen
あげ出し一丁683 yen
豆腐の薄塩焼き630 yen
京湯葉豆腐とナチュラルチーズのオーブン焼き714 yen
ダイニングスタイル
甘海老のベシャメルコロッケ630 yen
小海老とアボカドのチーズ包み揚げ683 yen
オマール海老のチリソース2100 yen
石焼きおこげに麻婆豆腐掛け525 yen
小海老、浅利のオリーブ佃煮683 yen
特大キャベツの肉詰め998 yen
カマンベールのフレンチフライ735 yen
More一品
水菜と豚しゃぶの胡麻ポン酢和え368 yen
菜食漬物の盛り合わせ一式368 yen
地鶏の利休揚げ368 yen
トンペイ風玉子焼き368 yen
くわい煎餅368 yen
出汁巻玉子の揚げ出し368 yen
Meel
石焼き和風リゾット577 yen
石焼きオムライス630 yen
じゃこ揚げご飯 ~スープシノワ~630 yen
史上最強の蟹チャーハン1260 yen
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ