伊那の美味しいお米 川下り米

川下り米

伊那の美味しいお米 川下り米

めも的発言

川下り米とは

三峰川水系で栽培されたお米が、
伊那市では昔から「川下り米」と呼ばれている。
南アルプスを源とし、石灰岩質からしみ出たミネラル分を多く含む水のためにお米が美味しいと言われていたが、
その評価は信州大学農学部の分析で数値として客観的に示されている \(・∀・)/

ちっと高いけど、旨いよ。


川下り米に関するニュースの手控え

だいたい上から新しい順に並べています (:D)┓モコ

◎ おいしい「川下り米」発信 井上信大教授が調査、分析結果本に
更新:2014-7-17 6:00

 信州大学農学部の井上直人教授(61)が「おいしい穀物の科学~コメ、ムギ、トウモロコシからソバ、雑穀まで」(講談社)を出版した。伊那市三峰川流域で栽培され、食味の評価が高い「川下り米」について、南アルプスの多様な岩石からしみ出たミネラル分を多く含んでいるとの分析結果を紹介している。16日に市役所を訪れ、「質の高い農作物ができる地域の特長を全国に発信したい」と話した。

 井上教授は2008年に市の委託を受け、川下り米を成分分析。三峰川だけでなく市内全水系一帯を調査したところ、同市のコメは新潟県魚沼地方のコシヒカリなどのブランド米と同等かそれ以上にマグネシウムや鉄分、銅、亜鉛などといったミネラルを豊富に含み、良好な育成や食味に影響していることが分かったという。

 著書ではグラフや表を多用し調査結果を分かりやすく解説。ミネラルの天然供給量が高い中央、南両アルプスに挟まれた「伊那の風土の力」としている。

 井上教授は「特に三峰川は構成している岩石の種類が豊富で、地域にとって大きな財産。地元の人にもよく知ってもらい、郷土を誇りに思ってほしい」と強調。白鳥市長も「コメだけでなく、ソバや野菜もおいしい。優れた農地であることをアピールしていきたい」と応じていた。

 著書は新書判222ページ。860円(税別)。

- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=31826 -


◎ 「日本一うまい米」
平成22年9月 白鳥 孝

伊那は長野県で最大の穀倉地帯です。黄金色に輝いていた広大な稲田が、コンバインの動きとともにきれいさっぱりとした景色に変わります。お米は美味しく、最近では都会での知名度が鰻登りと聞いています。「川下り米はうまい」、「三峰川で育った米はおいしい」と昔から言われるように、三峰川の水と土で育ったお米は日本一の食味値を示しています。(これは、信州大学農学部で科学的に分析してもらいました。)南魚沼産のコシヒカリや、栃尾産などのブランド米に比べても勝るとも劣らぬ美味しさだと言われています。その理由は南アルプスを流れる三峰川の存在にあります。石炭岩質の秩父帯、緑色岩帯の三波川帯、また四万十帯、領家帯といった地質層を複雑に流れ下ることで、たっぷりとミネラル分を含んだ水が奇跡の食味を創出しているのです。美味しいお米は、長谷・高遠周辺から美篶・富県・東春近と広域に及んでいます。大穀倉地帯、そして農業王国の伊那で、「日本一おいしいお米」を食べられる私たちはなんで幸せなのでしょう。

- https://www.inacity.jp/view.rbz?nd=1292&of=1&ik=1&pnp=43&pnp=1292&cd=8374 -


◎ 伊那の「川下り米」食味は国内最高レベル 信大教授が成分分析
更新:2009-9-15 6:01

 伊那市は14日の市議会経済建設委員会協議会で、一般に「川下り米」と呼ばれ、「おいしい」と評判の高い、市内の三峰川水系で栽培される水稲の成分分析結果を報告した。おいしさの目安となる「食味値」は高級ブランド米と比べ、同等かそれ以上の値を示していることが分かった。市は、おいしさの科学的な裏付けが得られたとし、「データを農業振興に役立てたい」としている。

 農作物ブランド化事業の一環で昨年度、信大農学部の井上直人教授に調査を委託した。

 昨年10~11月、高遠町下山田、長谷市野瀬、美篶青島、東春近車屋、東春近下殿島の三峰川水系5地点でコシヒカリ玄米を収集し、ミネラル成分を分析。県内外の高級ブランド米5点の分析と比較した。

 報告によると、数値が高いほどいい「食味値」(100点満点)は、ブランド米が79~72の範囲で平均値76だったのに対し、三峰川水系の米は81~76の範囲で平均値78とやや高かった。粘りが低下し、冷えたときに「ぼそぼそ」になる原因のアミロースの含有率もブランド米とほぼ同等で、食味は「国内最高レベル」と推察した。

 ミネラルは、ブランド米に比べて鉄とマグネシウムの含有量が多いのが特徴。このため後半の生育がよく、実入りや食味の良さにもつながっている。銅や亜鉛の多さも、後半の生育を助けているとした。窒素が1%以上含まれると、良い食味になりにくいが、三峰川水系の米はいずれも1%を下回った。

 市農林振興課は、「ブランド米に劣らぬおいしい米、という客観的なデータが得られた」とし、「イメージアップや地産地消の推進にもなれば」と期待。今後は友好提携する新宿区など都会へPRしたり、三峰川水系の米などをもとにしたJA上伊那のブランド米「伊那華の米」の販売促進などにも役立つのではないか、としている。

 「川下り米」は、三峰川から供給された土壌や用水を使って栽培された米を呼ぶ。南アルプスを源とし、石灰岩質からしみ出たミネラル分を多く含む水のために米がおいしいのでは-と考えられてきたが、これまで成分分析まで踏み込んだ科学的なデータはなかった。

- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=15484 -


◎ 三峰川流域の川下り米はなぜ「おいしい」
更新:2008-9-18 6:02

 伊那市は農作物のブランド化事業の一環で、市内の三峰川流域で栽培される水稲の成分分析を実施する。昔から「川下り米」と呼ばれ、「おいしい」と評判も高いが、科学的な裏付けがなく「科学的な調査で、他地域との優位性をアピールできれば」と結果に期待している。

 調査は信州大学農学部(南箕輪村)に委託して実施する。開会中の市議会9月定例会に提出している2008年度一般会計補正予算案に事業費50万円を計上した。

 市農林振興課によると、三峰川から供給された土壌や用水を使って栽培された米を一般に「川下り米」と呼ぶ。三峰川の水は南アルプスを源とし、石灰岩質からしみ出たミネラル分を多く含むことが、おいしさにつながっているのではないか―とみられている。

 そこで、米そのものに含まれる必須栄養素を調査し、おいしさの裏付けを科学的に得られればと事業を計画した。

 具体的な調査方法は未定だが、流域の複数地点でコシヒカリを採取して分析し、他産地との比較をする。「水稲だけでなく、アマランサスなど雑穀の成分分析も行いたい」としている。

 「川下り米」については、三峰川総合開発工事事務所(長谷)が06年、美和ダムの堆積土の有効活用の観点から、堆積土を使って、おいしさを検証する試験を実施。粘土質でミネラルを豊富に含む堆積土で水稲を栽培し、食味を比べた。

 一般を対象とした試食では、堆積土の混入率が高かった土壌で栽培した米の方が、混入しない土壌の米よりも食味がいい、との評価が多かった。

 同市の08年度の水稲生産量は約13000㌧を見込み、県内でも有数の米どころ。JA上伊那は「伊那華の米」のブランド名で販売している。

- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11938 -


◎ 2007年、農民の餅米・白毛餅 平年並み
生産農家で収穫始まる

 伊那市東春近で上伊那農民組合が中心になって栽培を進める白毛餅(しらけもち)米の刈り取りが始まった。
 同地区は、古くから「川下り米」と呼ばれるおいしい米の産地。南アルプスから流れ出る三峰川のミネラルを多く含んだ水が、米を美味くするといわれてきた。
 この米産地の中で、黄色く色づいたコシヒカリの田んぼに囲まれて、白毛餅の田が白褐色に色づいている。
 「白毛餅は美味いんだ。昔は、山付き(山際)の田んぼの水口に植えて自家用にしていたが、おかげに美味いと評判になってからは、こんな良い田んぼで作るようになった」と稲刈り中の北原正博さん。白毛餅を3反歩作るという。
 農家が守り続けてきたもち米をブランド商品化する試みは、早くも10年が経過し、白毛餅もかなりの市民権を得た。県内各地の直売所でも販売されている。
 「丈が長くて刈りづらいんだよ。毛も長いから、すぐ機械に詰まるしなぁ」と北原さん。「だけど美味いから、気にならないけどな」と笑った。

 2007年10月1日号掲載
 毛賀澤明宏

- http://www.j-sanchoku.net/index.php?f=&ci=12777&i=12779 -


◎ 三峰総 「川下り米」の味検証
放送日:2006年11月22日(水曜日)

 国土交通省・三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は20日、伊那市長谷にある美和ダムの堆積(たいせき)土で育てた「川下り米」の味を検証するため、長谷保育園の園児たちを対象に試食会を同園で開いた=写真。園児たちの反応を見て所員らは、土の新たな利活用の可能性に手応えを感じた様子だった。
 三峰総は、ダムの機能を維持するため大量の堆積土を掘削し、ほ場整備などに活用してきた。ミネラルを豊富に含んだ同土は、家畜飼料、育苗土などの活用研究、野菜への適用性などの検証もしている。
 園児たちは、堆積土を20パーセント混ぜた土壌で育てた米と、混ぜていない土壌で育てた米をおにぎりにして食べ比べた。年長児16人にアンケートしたところ、14人が「川下り米」の方がおいしいとの結果が出た。
 三峰総では、18日に「道の駅・南アルプスむら」であったイベントでも試食会を開き約200人にアンケート。7割以上が「甘い」などの感想で「川下り米」に票を入れたという。
 関係者は「厄介ものの土を使ってもらえる受け皿があることが分かった。アンケートを分析し、堆積土の今後の活用方法を検討していきたい」と話している。

- http://inamai.com/www/ictnews/detail.jsp?id=11540 -