玉龍飯店

【電話番号】0265-83-2676
【営業時間】1100-1430, 1630-2030
【定休日】不定休
【住所】長野県駒ヶ根市中央26-11

2008/10/12 無冠の帝王というほど無冠ではないけれど編

リアルな口コミにおいて伊那谷式ソースカツ丼の賞賛を最も賜っているのは、実は桜ん坊かぽーラブs(※1)な『青い塔』でも『いな垣』でもないかも知れない(『明治亭』?なにそれw)。そんな気すら起こさせてしまうソースカツ丼界影の雄『玉龍』(※2)。その多評価の中にはマイナス評価も多くあり、その内容のほとんどがソースカツ丼ではなくそれ以外の要素、つまりサービスに関するものばかり。その統計結果は俺の性格と衝突するのが容易に予測できたため店を訪れるのは直感的に避けていたが、いよいよ好評ルマーに我慢できずにこの度突入。以降、無秩序(なから時系列)にあったことを列挙する。
※1、三単元の s な。昨日学校で習っただ。
※2、ぼくさー、実はフィクサーとか言っちゃってwww

12:58。狭い道路の両脇中にバイクが並んでる。
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
サンデーライダー。クソ邪魔なんだけど。バイクは場所を取らないから道の端に停めればいいじゃない!という認識は、歩道を設けるという知恵のない信州では破棄しろ!それができねーなら、地元から出んでせっせとタンクにワックスでも掛けてろっての。俺はそれらオートバイより排気量の小さい自動車を駅の方の駐車場に停めてエコエコ歩く。商店街ではお祭りをやっている。『玉龍』での食後ジャンプを買いに本屋を捜すついでに少し覗いてみた。苔玉かーいい (・∀・)♪ 欲しいのだけど、どうにも植物枯らすの得意だから恐くて買えない。ジモティじゃないしと何度も断わっていたくじ引きをしつこく薦められて、ふたりでトライ。最下位のゴマを景品にいただく (:D)┓アリガトウ
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか

空きっ腹抱えて入店。いらっしゃいとか挨拶なし。いいね、期待を裏切らない好スタートだよ。俺たち以外もまったく挨拶されない。常連不在か?日曜日に常連なんぞ来ねーのか。髪を後ろで結ってるドラゴンシャツの主人はじろりとこちらを一瞥。それに対して会釈をしたがシカト。カチン。俺の気持ちの底に今着火材が投げ込まれた気がする。メニューは壁掛けのみ。品目はソース系丼(どんぶり)にちなんだ品ばかり。表記に「カツ」と「かつ」が混在しているがの生理的に不快だから統一していただきたい。メニューの周りの壁は芸能人?の色紙がびっちりと覆う。食堂の色紙は得てして黄ばんでいるもんだが、『玉龍』のは大切に扱われているのか古い色紙もきれい目。その気遣いの万分の一でも客に向ければよかろうに。嫁が珍しく「あたしもソースカツ丼にするー!」と俺と同じ品目を告げてきたので、「ソースカツ丼、ふたつ」と厨房へお願いすると「あいよ」とか細くおかんの声。
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
店は満席で俺らはカウンターに座ったのだが、入り口の戸が開いているせいで足が滅法寒い。なんで風がこんなに通るのだろう?それに入店時に閉めた筈なのに?もう一度閉めに行く序でにトイレへ行くすがら奥の座敷(四人用くらい)が空いたことに気付く。カウンターに戻って奥の方へ移動したいと割烹着の素敵なおかんに告げると、冷たい能面でそれはできないとシレっと云う。一瞬なにが起こったのかわからなかったが、「厭だ!断る!」と NO を出されたのだからそこに留まることにして「あ?なんで?足が寒ーんだよ。」とだけ伝えておく。どうせ無回答だろ>ほら、能面継続。「入り口のドア閉めていいよね?」少し声が大きかったか店内が水打った。ちゃぽん。つか、なんでさっき閉めた戸が開いてんだよ?あ?催眠術だとか超スピードだとかかこれは?

いつまで待ってもやってこないメシ。俺より先に入店していた隣の男子らにも後ろの座敷の衆にも届いていない。厨房はガラス張りになっているから主人が休む間もなく動き続けているのはわかるが、それにしても、だ。30分が経過し、金置いて帰るか?と葛藤し、出て行くことを決めたころに後ろの座敷にソースカツ丼が納品された。あと少しだけ待つか。
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
空腹のピークはいつしか去って、平常時の状態になっていた。

「かつ丼(ソース)」
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
13:41。俺たちにもソースカツ丼が届く。お待たせしましたとか、なんとか。「水もらえる?」(← まだ不機嫌)と云うと黙って水をくれた(← 俺には油を注いだようなもの)。セルフでやるからポット置いとけよ。アルプスの水だからってけちけちすんな。
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
さて、写真を撮ろうと丼に手を触れるとソースがべとっと付着した。ちっ、罠か ( ゚д゚)! 仕方ないので下ろし立てのハンカチ(ユニクロ)で手を拭く。40分以上待たされた割りには仕上がりのクォリティが頗る低い。カツのアグレッシブ且つワイルドな並べ方は壮観ではあるが、猫まんまじゃあるまいし丼から溢れたキャベツくらい整形しろよ。肉は大振りで味は大味。今時、どこでソースカツ丼を喰ってもでっかい肉にやわらか食感!ってなもんだが、ガシガシボサボサしてやがる。ロースのくせに、脂がほとんどないし。だんだん顎が痛くなってもう要らんはと蓋に何切れか残したら嫁が平らげた。よく喰うよなお前。
玉龍飯店(駒ヶ根市)の料理の写真とか
 ぼさぼさしててぜんぜん駄目な。
 (・∀・) そんなことないよ!
 あ?
 (・∀・) ここはおいしーよ!
 はあ?『いな垣』とどっちがいい。
 (・A・) べつものだからくらべられないよ
 どうして?
 (・∀・) いながきはおしょうゆベースでここはソースでしょ
 お前も人間が汚れてきたな。
 (`□´) なんでよ!

帰り際、嫁がトイレから戻るのを待っていると、おかんが器を下げに来る。「どうぞ」と下げるのをお願いすると、「寒かった?」と会話を振られた。店の入り口を開けているのは厨房がおもいっくそ暑いからだそうだ、「そうですか。そうとは知らず失礼しました」と答えて後腐れなし。「悪かったね」「いえいえ、とんでもない」。もう腹溜まったしどうでもいいモードになってる。

5000円出してお勘定をすると、久々に「お釣り 3万円!」をいただき、旦那さんからも元気に挨拶いただいた。その愛想の万分の一でも入店時に振っていただけないか?それだけで店の印象がぜんぜん違うのに。

店の中にはまだ随分とお客さんがいる。こんな場所なのに凄い繁盛店だな。噂が噂を呼ぶのか?真実ぶち撒けることで俺もそれに加担しようか。


関連リンク:
伊那谷名物 ソースカツ丼コレクション
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆

玉龍飯店(駒ヶ根市)

店外
玉龍飯店(駒ヶ根市)

店内
玉龍飯店(駒ヶ根市)

「かつ丼(ソース)」
メニュー抜粋(2008/10/12)
かつ丼(ソース)1000 yen
ヒレカツ丼(ソース)1000 yen
ソースチキンカツ丼1000 yen
ソースホタテ丼1000 yen
ソースエビ丼1200 yen
ソースミックス丼1300 yen
馬のさしみ700 yen
餃子700 yen
日本酒500 yen
ビール(大ビン)700 yen
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ