そば處 苔清庵(たいせいあん)

【電話番号】0265-85-6010
【営業時間】1130-1500
【定休日】火曜日+第3水曜日
【住所】長野県上伊那郡宮田村4752-35;マルスウィスキーから少し西

2006/10/14 期待過剰編

11時オープンだと思って、10:50 ほどに到着するも 11:30 オープンとのこと。あややや、ということで近くの河原(大田切川)で石を拾って時間を潰す。ともあれ、新蕎麦開始の貼り紙もあったで、楽しみである。

10分ほど前に再度店に行き、連れと玄関前のベンチに座りながら盆栽眺めてのほーっとしていると、先ほど蕎麦を打っていた男がやって来て木札を営業中にする。それから、晩夏の蚊のすすり泣くような声で「いらっしゃい」と目線も合わさず通り過ぎていった (-_-メ) 店の心の程度が知れたところで理性と経験が俺に本日のお蕎麦に関する路線変更案を複数提示し始めるが、せっかく来たじゃん!という欲に負けて入店。俺は弱い。しかしながら、その人間的弱さこそが桜ん坊の美点であり、云々、、

さて、店内から望める森林を愛でながら、メニューを決める。空間はすこぶる快適である。おばちゃんの接客を除けば。

それほど待たされることもなく、俺たちの蕎麦が持って来られる。よく水を切っていないのか、机に置くときに俺のボトムに水がぼとぼと掛かる。滴なんざほっときゃ乾くでどうでもいいことなのだが、俺ら水喰いに来てんじゃねーんだから、蕎麦はきっちり水切れよ。揚げたてのように見せたいのか?

「二八ざるそば(大盛り)」(1100円)
蕎麦は品良く垢抜けていて、完成度は高い。が、俺の好みかどうかは別で、わざわざ宮田の山ん中に出掛けて行く程の価値があるのかどうか。この程度のものなら下界で手繰れるが、樹木に囲まれてという環境で食べることを一興と感じるならばよろしか。ところで、蕎麦があちこちひっついちまって箸で摘まみ辛いんだが、どうしたものか。

「十割ざるそば」(1000円)
これが十割か。なんの香りもせんがよ?更科喰ってんじゃないんだが、風味楽しみたきゃ藪系手繰れってか。たまには蕎麦に対する観光客の押し付けがましいイメージを排除して、梟雄たるものでもこしらえてはどうか?なんてことを実行するとやはり藪系になるわけか。
※ 「荒挽き田舎そば」というメニューもあります。はい。

「天ぷら盛り合わせ(野菜、山菜)」(500円)
『苔清庵』の天婦羅は抹茶塩で喰う。せっかく蕎麦屋で喰う天婦羅なんだか、もり汁でも出してくれりゃいいものを、気が効かないもんだ。俺は天婦羅屋に来てんじゃないがよ。
俺みたいな客は、蕎麦汁に天婦羅を浸して喰うのであろうが、ただでさえケチられて少ない蕎麦汁を天婦羅に吸われちまったら、いったい俺らはなにで蕎麦を手繰るというのか。

「だし巻き玉子」(300円)
こんなにお出汁ジューシーな出汁巻きははじめて食べた。嬉しい驚きだ (・∀・)v 連れも不思議なようできょとんとしている。美味しいな。作り方のイメージが沸かないのが悔しいところ。

まあ、ごちゃごちゃ書いたが、蕎麦、その他、美味しく食べることのできる店ではある。が、接客は 3人ほどのおかんらがこなしているわけだが、対応してくれたおかんは、商品知識はなく、言葉遣いもぞんざい。大衆食堂のおかんそのものだ。とかく苛立つシーンが多かった。とは言え、この辺は食堂だと思って寛容に構えていれば、さして眉を顰めるようなことではないのかも知れない。しかしだ、そこが有名な蕎麦屋である場合に、庶民性よりも上質な気位を求めてしまうのは仕方ないのではないだろうか。それとも、俺も蕎麦屋に期待過剰な甚だ勘違い野郎だということなのだろうか。。いや、そんなこたない。こんなに立派な入れ物(建物)見せられちゃ、すべてに期待しちまうというものだ。そして、期待しちまうのは俺たちの勝手ってことだ。


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

2005/10/05 なんなのだ!編

ヾ(´Д`)ノ 俺たちに蕎麦を喰わせろー! ヾ(`Д´)ノ

『駒草屋』で冷たい仕打ちを受けて、救いを求めんと橋を渡って『苔清庵』へ。土砂降りの中、『マルスウィスキー』の周りをうろうろしてようやく辿り着いたと思ったら、臨時休業 ヽ@( o・ェ・)@ノ
だー!(ノ`A´)ノ ⌒┫ ┻ ┣ ┳
もー!なんなのだ!


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆



店外


店外


店内


店内


店内


店内の窓から


「十割ざるそば」


「二八ざるそば(大盛り)」


「二八ざるそば(大盛り)」


燗酒とあて


「天ぷら盛り合わせ(野菜、山菜)」


「天ぷら盛り合わせ(野菜、山菜)」


「だし巻き玉子」


「だし巻き玉子」
メニュー抜粋(2006/10/14)
蕎麦
二八ざるそば800 yen
同上(大盛り)1100 yen
十割ざるそば1000 yen
同上(大盛り)1400 yen
十割更科そば(土日、祭日限定)1100 yen
同上(大盛り)1700 yen
荒挽き田舎そば1200 yen
同上(大盛り)1400 yen
冷かけそば1000 yen
温かけそば(冬季限定)1000 yen
おつまみ
だし巻き玉子300 yen
冷やっこ300 yen
その他
そばしるこ500 yen
天ぷら盛り合わせ(野菜、山菜)500 yen
お飲み物
日本酒(一合)400 yen
生貯蔵酒(300ml)700 yen
キリンビール(大瓶)600 yen
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ