2019/7/9 関東風の鰻 たれはあっさり 皮は焦げ焦げ
長らく気になっていた超人気の鰻屋『本多』。
松本ですらなかなか行く気にならないというのに『本多』は飯山市。
ずっと焦がれるだけで行く機会はないだろうと完全に諦めていたが、
あった・できた \(・∀・)/> 行く機会
で、行った。
この日は 9時ころまで高山村の『名もなき空き家』にいて、
観光というものに不慣れな自分は予約の 11時までどうやって時間を潰そうかと困ったが、
高山村も飯山市も温泉地のようなので、
あんまり好きじゃないけどたまにはと『馬曲温泉 望郷の湯』へ。
ホームページの幻想的なイメージとは異なり、ややうらぶれていたが、
それでも建物が丁寧に扱われているのがわかるほどに清潔感があってまあまあよかった。
露天にいきたくば着替えて外を歩いていかないとならないのが大変だったかな。
あんまり熱い湯ではなかったのでのぼせることもなく、
ポカリを飲んで水分補給をしたら、
さて、いよいよ本日のメインイベント『本多』へ (:D)╋∈ヒューン
到着は開店 10分ほど前。
駐車場で待とうと思っていたら店の前の駐車場は満車(4-5台)。
しかも皆どんどん入店している。おいおいおい。
まあ急いても仕方ないとのんびり入店する。
丁寧に応対してくれる店員さんたち。
電話の印象のとおりでほっとする。
注文を済ませたらトイレへ。
『観光荘(岡谷市)』といいここ『本多』といい、
人気の鰻屋は建物もその設えもキラキラと儲かってますオーラが出ていて、
不漁に乗じて値上げ過ぎる値上げとかさあ、
とかどうしても勘繰ってしまう。
「カブト煮」(310円)
鰻の頭の煮付け。
通常二人前のため一人前に変更することを勧めてくださった。
煮物であり焼いてはない甘辛煮。
身はほろりとして、骨はそのまま骨っぽく大人の食べ物。酒肴。
これをお茶をすすりながらいただく。酒よ ´・ω・`
「キモ焼」(470円)
鰻重などを注文すると肝吸いが別注文であることを伝えるのが『本多』のシステムのようで、
それに何百円かを払うならと珍しい肝焼きをお願いしてみた。
店員さんもにっこりw
ぶりぶりとした食感は誰にも好かれるところで、
ほろ苦さはほんの少しだけでさっぱりしている。
そして、このさっぱりはたれによるものと鰻重の際に知る。
どうも、岡谷周辺のあまたるいたれに慣れすぎてしまった。< 大好き
ちなみに山椒はテーブルにないのでお願いする仕組み。めんどくさい。
ところで、
肝吸いは以下のとおりで(Wikipedia より)、
> 肝吸いは、ウナギの内臓を実とする吸い物。「肝」という字を用いるが肝臓ではなく、胃を中心とした腎臓や腸の一部が付着した部位が用いられる。
店の人に訊いたところ、
普通肝臓は外すんだって。肝吸いって書くのに。
なので鰻の肝臓を食べられるのは珍しいのかも知れない。
頭なんて初めて食べた気がするし。
「うな重」(3900円)+「ご飯多目」(50円)+タレ多め(無料)
うーん、ご飯がやわらけぇ、、
たれは甘さ控えめのあっさりさっぱりな味。
これがふうわりと柔らかな薄くはないけど厚くもない鰻に掛かっている。
たれがあっさりなので焦げ焦げの皮の焦げの味が引き立ち、
挙げ句は関東風で蒸しているから皮がぐにぐにで、
ところにより苦味ばかり。> 焦げ
骨の活きがよいのか、これも関東風ゆえか、骨が歯ぐきに刺さる。
関東風なんてこの世から消滅すればよいのに ´・ω・`
鰻重は後半、山椒を掛けていただくのが好みなんだが、
こうもあっさりだと山椒が合わない。
だからテーブルに置いてないのか?
or 冷蔵保存 or 盗難防止、とか??
ご飯を多めにしてもらったが、
それが柔らかいは、鰻は旨くないはで、
せっかくの鰻重なのに途中で食べ飽きてしまった ´・ω・`
これだけの人気店なら関東風もさぞかしと思ったけれど、
駄目なようだ。
そもそも『観光荘』を知るまで、
俺は鰻にほとんど関心がなかったしなあ。
お残しするわけにはいかないから、
甘いたれをくれー、あまたるいたれをー、
蒸さないでくれー、俺の鰻をー、
と頭の中で繰り返しながら食べきった。
残り四分の一ちょいになるころには、
単純におなかが膨れてしまっていて、
帰谷の運転中ずっともたれて気持ち悪かった ´・ω・`
苦手な胡瓜も出れば食べるんだけど、
こんな半端な浅漬けも初めてだな。
その上、胡瓜のにおいばかり強くて、
鰻のたれが負けてやんの。鰻が台無し。あほか。
高くて不味いは一等切ない。
ほんと赤の他人のクチコミはくそ溜めだ。くその役にも立たない。
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