2023/2/25 辻口博啓美術館
チェックインまでまだ時間があったので、ホテル近くの『ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ 辻口博啓美術館(石川県七尾市)』を訪ねてみた。(次の写真の一階)
建物は立派なのだけど美術館と名乗るわりには展示物はひどく貧相で(というか美術館要素は内装だけじゃないか)、店内でいただいたお菓子も専門店のものと思えない代物だった。お土産にもらっても食指が動かず触手も伸びず、気付いたら子がおやつに食べきっているような程度のもの。
「棒チャイ」(550円)
> レモンが香る棒茶のチャイ。カルダモンとクローブ、ブラックペッパーに生姜を加えてオリジナルブレンド。ポカポカ生姜で温まりながら香りと共にお楽しみください。
生姜パンチが利きすぎパンチ。
そのせいでカルダモンもクローブも遠い存在。なんだこれ。
「辻口シュー」(302円)
皿の上に試食にと、ドーナツの切れ端を載せるからみっともない。
あまりに美意識に欠ける。
このドーナツがショッピングセンターのお菓子コーナーにある個装のドーナツ菓子みたいで不出来だし。
「ピスターシュ」(770円)
> ピスタチオをふんだんに使用しフランボワーズのコンフィチュールがアクセント
べっちょりとした生地。
甘い物ならなんでも喜ぶ我が子に「そんなに美味しくなかった」と言われる始末。>「ピスターシュ」
長く街のケーキ屋さんの存在意義に疑問を抱いてきたけれど、極めつきの結果だった。
専門店として店を構えているのなら、せめてレストランのコースの最後に出されるデザートよりかは美味しくあって欲しいのに、見た目も食味も劣る上に、皿に載せて提供するだけだから演出までもがレストランに適わないんじゃ救いようがない。
加えて、我が家の座った奥の席は照明が眩しく、それがツヤツヤのテーブルで反射するからずっと不快だった。
がっかり。
ところでその後ホテルにチェックインすると、部屋から『ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ』が見えて驚いた。