北殿鰻処(きたとのまんどころ)

【閉店】

【電話番号】0265-76-2417
【営業時間】1100-1400, 1700-2100
【定休日】木曜日
【住所】長野県上伊那郡南箕輪村北殿4340-4;北殿駅そば

2005/01/04 うな重編

(((( ;゚Д゚)))ううぅぅぅぅうなぎを喰わせろをぉぉぉ!

何週間か前にコミック(「らんま」だったりするわけだが)でうなぎの配達を見てから、口ん中がうなぎでいぱーいになった。挙げ句にゃ目から鼻から毛根からうなぎが出て、メデューサだぁと小学生につば吐かれる始末。アフロはやばいと正月に松本大手の『桜屋(松本市)』へ向かったわけだが、正月休業。をぃ。てめ観光地だろ。休むなよ (T△T)

俺は伊那市近辺でうなぎって喰ったことない。周りでどこがうまかったって話も聞かないな。そんな状況も手伝って、松本まで出てく必然。これまで松本・豊科でうなぎは外れたことはない。で、勝手にうなぎのメッカと決めてる俺。でも、『北殿鰻処』はしばしばチラシで見掛けるし気になっていた。これは伊那開拓のいい機会かと行ってみることにする(情報少ないし)。わざわざ松本まで出てくくせに、近所の『北殿鰻処』をなぜ今まで無視してたかって、場所わかりずれーんだよ。北殿ってなに?って感じだし。立地って大事だぜ。チラシをぱっと見て、すぅっと興味が沸いたところで、場所がわかりずらきゃ大概、人の好奇心なんてものは失速するんだよ。誰もが余計なストレスおいたくねぇわけ。今回はずく出してネットで詳細な地図見て、一応TELって確認。簡単なことなんだけどね。やるまでがたりぃんだ。

店主の指示通りに車を進めるとあっさりと店は見つかり、以前、探検と称してドライブしてたときに通った路だということに気付いたりする。駐車場に白線はなく、どう停めたらいいのかわからんので、隣の車に合わせて斜め停め。店内はなんだこの造り?という感じ。特にこだわりがないのか機能性を重視した結果なのか、ようはぱっとしない。店主の母親らしき人に「座敷いいかい?」と訊ねて通してもらう。この店は待ち時間が長い。オーダーされてからうなぎを捌くためにメニューにも40分掛かるという旨が記載されている。それは構わないのだが、静かだ。客が俺と連れしかおらず、音楽もテレビもない。まして座敷のふすまも閉じられたため、調理場の響きなど届かず、日本間特有の禅のような静謐感に覆われる。これはキツイな。俺ら会話ないし ( (( (BOM) )) )

オーダーしたのは、「白蒲重(しらかばじゅう)」と「うな重」。お薦めをお母さんに訊ねたら、前者を提示されたので、とりあえずそれ。間違いなく食べきれないだろうともうひとつは「うな重」にした。まず全体を通しての印象は、どの料理も(涼菓子すらも)丁寧に仕事してるなぁと感心した。それに器が綺麗。焼き物の良し悪し(この場合、高い安いと同義だが)は俺はわからんし、興味もないが、こんなんだったら欲しいねと連れと話す。さて注目の「塩焼きうなぎ」。ビール(エビスとノンアルコールビールがある)を頼んでだらだらしてたら、「お酒を頼む人には先に出させていただいてるんです」と随分と早くにそれを持ってきてくれた(蒸さない分早い)。せっかくのうなぎを塩焼きにするなんてと思いながら口に放ると、( ゚Д゚)ンマっ!一緒に出てきた「木の芽酢」に付けてまた放るとこれがまた、( ゚Д゚)ンマっ!なるほど、薦める価値はあるわけだ。メインのうなぎ(関東風)はタレは随分とあっさりしている。こてこてがいいのになと思っていたが、うなぎがエライこてーりなのであっさりめのタレにしなきゃ共倒れになりそう。うなぎの食感はほくほく、口の中でじと~りじゅわぁ、ととろけていく感じ。こんな風にふわりととろける食感のうなぎは初めてなのだが、産地の違いか?調理法か?うまいのだが、そのこてーり感(重たさ)に疲れ、ふたりとも半分ほど食べて箸を休める(注:間違いなくふたりの体質に問題があるのだが)。後で訊いたら、食べ切れなければパッキングしてくれるとのこと。無理して食べなきゃよかった(極貧時代が長かったので、お残しできない)。メニューに「お子様重」というのがあるのだが、次はそれにしちゃまずいかなと本気で話し合う。レディースセット作ってくんないかな。『青い塔』みたいに。俺にゃレディースセットでもきついわけだが (+_+。)

気になったのは、音のなさと、醤油がテーブルにないことくらいか。テーブルにある調味料は山椒のみ。これはこれでうなぎ屋然としていてイキだし、実際、醤油がないまま食べれば、要らないことに気づくけどね。それでも客から選択肢奪う権利は店側になし。

そだ。トイレはすこぶる広く、車椅子でも入れるであろうバリアフリーというやつ。俺は先進諸国に充満する年寄りや身障に過保護な勘違い的ラヴには辟易しているが、それでもこういうのを見れば人の温か味というものを感じる。うん。悪くない。じじばばになっても常連やめるなやというメタファやな (ё_ё)


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

2007/12/16 うまうまうなぎ編

電話で予め予約しといた(重言)。常会だかに出席だとかで 17時突撃の予定は 19時に変更になった。調理をひとりで切り盛りしてちゃ大変だーね。

「北殿御膳(蒲焼で)」
鰻とご飯が別盛りだった(※)。。
蒲焼というものは、一体なにが好いのだろう?あったかごはんに鰻が載ってなんぼだと考えているのだけど。教えてえろい人。
※ きちんとメニューに記載されています。

「白蒲重」
鰻の塩焼きはすだちぽん酢でうまうま (・∀・)♪

「骨ピー煎餅」

「肝焼きぽん酢」
澗酒がだいぶ残っていたもんで、つまみに注文 → てんこ盛り。うわ~。

今日の目的は「とろろまぶし」(冬期限定)だったのだが、まだとのこと。そろそろかなとか。

桜ん坊かぽ~、今後の課題
・鰻巻き卵が食べたい。
・関西風も食べてみたい。

それにしても、こんなにも帰る客帰る客が、うまい、美味しい口ずさむ店を俺は初めて見た。


関連リンク:
メニュー抜粋 (σ・∀・)σ

◆ 写真 ◆



店外


店内


「うな重」


「塩焼き」


「肝焼きぽん酢」


「骨ピー煎餅」
メニュー抜粋(2007/12/16)
お食事
特上うな重(10食限り)3500 yen
白蒲重(うな重と塩焼き)2700 yen
うな重2300 yen
まぶし茶漬(散らし蒲焼)2000 yen
太閤どんぶり(うな丼)1600 yen
一品料理
鰻の白焼き1200 yen
鰻巻き卵700 yen
鰻酢(うざく)きゅうり500 yen
肝焼きぽん酢600 yen
肝串焼き(1本)300 yen
骨ピー煎餅300 yen
お飲み物
エビス生ビール 中ジョッキ500 yen
烏龍茶200 yen
※ メニュー及び料金変更に関する一切の責任を負いません (:D)┓モコ